年に数回キャンプするチップファミリー。
その準備はほぼ旦那氏にお任せのため、行き先やプランの詳細は毎度ザックリしか知らないチップ。
これだけキャンプしててもテントの立て方も炭の起こし方も今だに旦那氏が居なければなにも出来ないし、現地でも旦那氏と子供たちがいろいろやってる姿をテントから優雅に?眺める時間が長く、、、
まるでミステリーツアーのお客様感覚でいる(ダメやん😛)一応野外クッキングのときは張り切るんだけど、もう野菜切ったり洗い物も子供たちが手馴れてきて、ほぼやってくれるようになって‥さらに母お客様側。
でも!
今回ほどミステリー というか
『恐怖』
という言葉がぴったりなキャンプツアーはなかったょ。。
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今回は、漫画『ゴールデンカムイ』から砂金採りに興味をもったごうのために、砂金取りのできる道南の大樹町、清流 歴舟川へキャンプも兼ねて出かけた。
そのキャンプ場つい先月、
熊の目撃情報が2回。
しばらくは閉鎖されてたようだけど、解除されたばかりだと!それを知ったのが出発の前日。。
今年の熊の出没頻度は報道の通りで、今や各市町村は熊出没マップを細かにデータ化して公開してるわけで、事前に知ることができる。にもかかわらず、なんとゆうリサーチ不足…。
もう直前だったけど、焦って熊の情報を調べまくって、ほかの市町村のデータを見たりしても、キャンプ場で熊の目撃情報があるのは直近でいうと、おそらくそこだけ、ということもわかった。
なぜわざわざ熊出没の危険があるこのキャンプ場に子供を連れていく必要があるか?!
砂金採りもこの日じゃなくてもいいし、
とにかく怖いって!!
まァ、なんやかんや家族内であった末、、
熊よけベルやらホイッスルやら身にまといまくり、不遇にも会っちゃったときの対処法など、可能な熊対策はしつつ(熊撃退スプレーは直前すぎて入手できず)
・・・予定通り現地へ向かった。
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いつ熊が出てきてもおかしくない雰囲気の森の中の清流へ。(びくびくしながら周りを見渡す)
砂金堀りはインストラクターのガイドさん付で体験した。
(こんな熊熊な時期に申し込みしてる家族はうちだけかと思いきや、その日も午前は小学生たちが体験していて、翌日も予約が入ってます、とガイドさん)
最初はガイドさんに見本をみせてもらい
手前の道具が
カッチャというスコップとゆり板
(漫画にも出てきてた!と興奮する)
川に入りゆり板をゆらゆら揺らして…
川の流れを利用して減ってく砂利。
うまくいけば砂金はゆり板に残る!!
砂金は重いので板から動かない。
キラっとゴールドに光り輝く点で、
砂金はアピールしてくる。ここよ!って。
「あった!あった!」と小さい光の粒が
次々に見つかった。
ゴールドラッシュや~!!!
採れた砂金はこちらに瓶詰。
せっかく体験に来てもひとつも採れない日もあるんです、と聞いていたので、、
嬉しさは倍増。
小さな小さな砂金だが4人で20粒近く採れて大満足!
ガイドさんからアイヌや砂金掘りの歴史の話を語っていただいたが、いつ熊が出てきやしないかと、心ここにあらずなチップは話の半分しか頭に入らなかった😔
ただ印象に残ってた話は、アイヌは砂金事態に関心はなく(他の自然と違って実生活に使わない)その証拠に北海道に数多くアイヌ語のなごりのある地名のなかに砂金をイメージさせるワードはないということ。砂金掘りは和人(松前藩)がして砂金掘るために自然を荒らしアイヌとの対立や、、この辺りの歴史は深堀りするときっと面白いだろう。
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夜はそのまま恐怖のキャンプ。
キャンプ場の受付のおじさんも
「大丈夫、僕も初めて見たけど、子熊で云々・・・」
もう一人のスタッフのおじさんも「僕もここ来て(働いて)7年だけど初めて熊出たんですよ。でも大丈夫っすよ~。
あ、でもなにかあったら
自己責任でお願いしますぅ~〜」
て。。
ぜっっっん、ぜん
大丈夫じゃないよっ!!!
(大丈夫の根拠がないんだよっ!)
他に子連れのお客さんなんかいないだろうよ?!
いるとしたらよっぽど危機意識の低い家族だろうさ(うちも含めてな)
ところが、入場してみると思いのほか家族連れキャンパーはいた。
もうそれが本当に、本当に、本当に
安心材料であった・・・
さすがに人間だらけで賑わいある場所に熊も寄り付かないよね、と思ったから。
バーベキューやカレーライスを堪能し
〆は焼きマシュマロ。
そもそもキャンプ場周辺は森や川であり自然界の動物の住処なんだ、動物からしたらそこに、ずかずか人間たちがやってきて迷惑なハナシだろう。
熊さ〜ん、ごめんね、
ちょっと1泊お邪魔させてもらいますぅぅ
〜番外編〜
ストーンセラピーで自然と一体
川べりで寝そべったら子供たちがそっと石をのせてくれた。って、どんだけ〜🤣
「お母さんさ〜、熊が出るから怖いとか、熊、熊ってあれだけ騒いでたのに、結局自分が一番楽しんでるんじゃない?」 とみい。。
いやいや、人生でリスクをいっさいとらずに生きていたら、どんだけつまんない人生だろね〜😎
どの口が言うか‥
生きて帰ってこれたから言えるが、
旦那氏の実行力があってこそ、、
熊に会わずよかった😂